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あたたかいお話 メリークリスマス
- 1 :サンタ:02/12/24 08:57 ID:VlA3l+S2
- あるクリスマスの雪がちらつく夜のことです。
町には楽しい音楽がながれあちらこちらで沢山の装飾品がかざられています。
人々は綺麗に着飾り、声も明るくはずんでクリスマスを心から祝っているようでした。
そんな中を小走りで走りゆく男がいました。
男の身なりは決してよいものではありませんでした。
やぶれかけたズボン、何年も使って所々すりきれたコートに、ほつれかけたマフラー。
けれども男は家庭をもっていました。お金がなくても幸せな家庭でした。
男はこのクリスマスの夜に息子にプレゼントをあげるためについさっきまで働いていました。
そしてプレゼントを買いにお店にいこうとしているところでした。
暗い夜道を冷たい風をうけながら走っていきます。
店にだいぶ近づき、最後の橋をわたっていくとそこに男の子と女の子がすわっていました。
気のやさしい男は一声かけることにしました。
「どうしたの?こんな寒い中で」
男の子が答えました
「あのね、大切なお薬なくしちゃったの、、お父さん病気なの、」
女の子が答えました
「あたしがいけないの、お花をつんで帰ろうっていったの、、」
女の子は今にも泣き出しそうな目で男をみつめていました。
気のやさしい男はこの子達に薬代をあげるかどうかなやみました。
答えその@ 「ごめんね、おじさんこれから店にいって息子にプレゼントかわなくちゃいけないんだ、ゴメンね。」>>2
答えそのA 「じゃあ、おじさんのお金で薬を買っていっておあげ、お父さん待ってるよ、ほら、」>>3
- 2 :サンタ:02/12/24 08:57 ID:VlA3l+S2
- 男は言いました。
「ごめんね、おじさんこれから店にいって息子にプレゼントかわんくちゃいけないんだ、ゴメンね。」
子供たちに別れを告げてお店へといそぎました。
そしてプレゼントを買い家へと帰りました。
帰り道、さっきの橋のところにはもう子供たちはいませんでした。
「ただいまー、今帰ったぞー」
「おかえり、あなた」
「パパーーーお帰りなさい! あ! それってもしかしてプレゼント!?」
「そうだぞーーー ホラ! お前のほしがってたやつだ」
「うわぁ!ありがとうパパ!」
「まぁまぁ、あなたムリしちゃって、泥だらけよそのコート、、ふふw」
明るい声でつつまれた家で本当に幸せな時間を過ごしました。
それから3日後、
男は今日もすがすがしい気分で家から仕事にいくために朝早くからでかけていきます。
右手に新聞、左手にカバンを持ってでかけていきます。
「さあ今日も一日働くぞぉ!!!」
ふと新聞の一面にきがつきます。
--雪のなかから兄妹の死体が発見される。--
(終)
- 3 :サンタ:02/12/24 08:59 ID:VlA3l+S2
- 男は言いました。
「じゃあ、おじさんのお金で薬を買っていっておあげ、お父さん待ってるよ、ほら、」
「え、、おじさんいいの?もらっていいの?」
男の子は目をきらきらと丸くして喜びをかくせないようでした。
女の子のほうも泣きそうな顔もどこへやら、これ以上ないといえるくらいすてきな笑顔をみせています。
「ありがとうおじさん!」
そして小さく走りながら兄妹はさっていきました。
息子にプレゼントを用意するために集めたお金を見知らぬ子にあげてよかったのか?
しかしそんな考えも兄妹の笑顔を思い出すとわすれることができました。
そして暗い夜道をひきかえしてまた小走りで家にかえりました。
「ただいまー今かえったぞ、、ごめんなー、パパプレゼント買えなかったよ、」
「ううん、いいよパパ!僕、パパがいるだけで幸せ!」
「そうか、そうか、ありがとう、、、、パパ、目にゴミがはいっちゃったみたいだ、、涙がとまらないや、ハハ」
「ほら、あなた、そんなとこに立っていないで、食事の準備できてるわよw」
明るい笑い声が男の心を幸せで満たしていくようでした。
息子にプレゼントを渡せなかったけど、見知らぬ子供を助けたことは良かったと男は思いました。すてきなクリスマスでした。
それから2日ほどたちました。
男は仕事を終え足早に家にかえっていきます。
街中を歩いていると前方からあのときの兄妹があるいてきます。
男は声をかけようとしましたが何か話しているようで、こちらには気づいていませんでした。
そしてすれ違うとその兄妹の話が聞こえました。
「あのときのおやじチョロかったな!あんなウソにだまされるなんてよ!ばかだぜ!」
「ちょっとーお兄ちゃん!あたしの演技のおかげなんだからね!」
(終)
- 4 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:02/12/24 15:13 ID:MA9Nz5So
- よし、>1よ。自分の立てたスレをよく読んで、
ずーっと後悔したあと、
>14へいけ
- 5 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:02/12/24 17:21 ID:GPFOLbAX
- >>3
男はそんな二人を遠くから眺め、ほっとため息をついていいました。
「良かった、病気の父親も、不幸な家族もいなかったんだ。」
男は、自分を待つ暖かい家族のもとへと足を速めるのでした。
- 6 :サンタ:02/12/24 17:23 ID:aOlcZ/9T
- >>5に感動
- 7 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:02/12/24 17:26 ID:RE1nSGIy
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- 8 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:02/12/24 17:28 ID:JgcAQ28f
- じばっかりなので俺のこころをくるしめる
- 9 :サンタ:02/12/24 17:35 ID:aOlcZ/9T
- >>5はいい人
- 10 :偽サンタ:02/12/24 17:38 ID:S2UG99uh
- 7:12>起床。まだ眠い。顔を洗う。顔がぬれて力が出ない。
歯は磨かない。俺には歯がない。
7:22>朝食のかわりに顔をあんこをつめる。頭が重い。いやになる。
「パトロールに行っておいで」ジャムの言葉だ。
うるさいんだよ。俺は警察じゃない、ただのパンなんだよ。
「気をつけて」うるせぇんだよ、このバタコが。
7:35>ダルいパトロールに出発。庭ではうるせえ犬がわめいている。殺すぞ。
7:43>「助けてー!」悲鳴だ。俺にどうしろっていうんだよ
- 11 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:02/12/25 00:27 ID:NHgbe3H7
- >>10
おもしろすぎw
- 12 :J.H.プレナン:02/12/25 02:22 ID:Ep6x/QDT
-
P.I.Pよ、君は死んでしまった!!
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